美空ひばりさんの著作権収入などを管理するひばりプロダクション。
その社長の加藤和也氏とひばりプロダクションには借金が8億円も残っており、ひばりファンの聖地である「美空ひばり記念館」が売りに出されていることが話題です
そこで気になるのはひばりプロダクションは倒産するのかというところ。
この記事ではひばりプロダクションが倒産するかどうか考察したいと思います。
ひばりプロダクションは借金苦なのか?
ひばりプロダクションは美空ひばりさんの著作権、カラオケの歌唱印税などの収入を管理して運営している会社です。
社長の加藤氏は人気テレビドラマ「マネ―の虎」に出演していました。
マネーの虎は出資希望者が虎と呼ばれる社長達に起業プレゼンし、出資を募るものです。
出演していた社長たちは倒産に追い込まれたりしていました。
加藤社長は、他の社長たちがお金を出さない中、直観で出資をしており、マネーの虎終了後に起業した会社やお店を調べると、加藤社長が出資したところは軒並み好業績な会社や店になっていて加藤社長の社長としての才能が評価されていました。
しかし、最近になって美空ひばり記念館が売りに出されていることから借金がかなりなるのではと週刊誌が調査し、借金が8億円もあることが分かりました。
美空ひばりプロダクションが年商1億円くらいで、加藤社長は年収1000万くらいと言われています。
なので、一般的な零細企業の年商と社長の収入に等しいです。
しかし、年商1億円の会社に借金が8億円もあると、仮に5年契約でも金利を含めて1億以上返さないといけません。
とすれば、ひばりプロダクションは借金返済がいつ不能になってもおかしくない倒産寸前企業ということになります。
ひばりプロダクションは倒産しない
じゃあ、ひばりプロダクションは倒産してしまうのかと思いますが、意外とそうでもありません。
まずひばりプロダクションを借金についておさらいしましょう。
週刊誌の記事によれば、不動産金融会社から、根抵当で8億円まで借りる極度契約というものをしています。
これは、不動産を担保に8億までなら自由に借金ができる契約です。
しかし、極度額設定の借金は年利が高いです。
加藤社長はアサックスという会社で借りていますが、年利が6~8%です。
一般的なカードローンの極度額設定は年利10%以上のところが多いので金利は低いという実感がありますが、不動産が担保なので、返済できなければ不動産を競売にかけられます。
この極度設定の借金の担保不動産は連帯保証人である加藤社長の購入した自宅マンションが入っています。
今夏の売却騒動は自分の自宅がなくなるのが嫌で、借金と返そうとしているのではないかと予想されます。
なので、ひばりプロダクションが倒産するかといえば、まだ倒産はしないのでしょう。
ひばり記念館売却で8億円の借金が返済できれば、会社の借金もなくなりますからね。
連帯保証の加藤社長も肩の荷が下りて経営に身が入ることでしょう。
会社は借金さえ返せれば倒産はしません。
ひばり記念館が売却されるのがファンとしては残念ですが、ひばりさん関連のイベント企画がなくならないよう会社を維持してもらいたいものですね。
ひばりさんの運営管理以外で収入源確保を
こうした状況で、ひばりプロダクションは倒産をなんとか免れそうですが、ひばりファンも高齢化し、若者がひばりさんのことを知らない人が増えてくれば、ひばりさんの著作権収入などでは先が見えない展開になるのは必然です。
ぜひ加藤社長には、ひばりさん以外の収入源確保をしてもらいたいですね。
ひばりさん以外に、アーティストのマネジメントや育成をしたり、他業種への参入を図るのです。
そこで得た利益を元に、ひばりさん関連のイベント企画などを維持してもらえばファンも嬉しいと思います。
ひばり記念館の売り出し批判に負けず頑張ってもらいたいものです。
以上、ひばりプロダクションは倒産するのかについて予想してみました。