小惑星2019OKの名前の由来って何?小惑星の名付け方法

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地球にニアミスした小惑星「2019 OK」が話題になっていますね!!

わずか72,400キロで月よりも地球に接近していた小惑星で、発表もされていなかったことから、

もし本当に隕石が大接近しても、何も太刀打ちできないのでは?との議論のきっかけにもなりました。

そして、気になるのが「2019 OK」の名前の由来。

地球に大接近したのに全然OKじゃないよ!と突っ込んだ人もいるでしょう。

この記事では小惑星「2019 OK」の名前の由来を紐解きたいと思います。

 

小惑星の付け方には法則性があった

実は、小惑星の名付けには法則性があります。

小惑星は発見されると、ハーバード大学内にある国際天文学連合という組織の傘下である小惑星センターというところに送られます。

そして、2日連続で軌道を確認されたら、仮の名前がつけられるのです。

それが「2019 OK」のような名前です。

この名前の付け方は以下の順番がありますので見ていきましょう。

 

まずは発見された年。

2019 OKのようにまずは発見された西暦が入ります。

次にアルファベット。

アルファベットで、どの期間に発見されたのかをアルファベットで記します。

アルファベットと期間は以下のとおりです。

A 1月1日~15日
B 1月16日~31日
C 2月1日~15日
D 2月16日~29日
E 3月1日~15日
F 3月16日~31日
G 4月1日~15日
H 4月16日~30日
J 5月1日~15日
K 5月16日~31日
L 6月1日~15日
M 6月16日~30日
N 7月1日~15日
O 7月16日~31日
P 8月1日~15日
Q 8月16日~31日
R 9月1日~15日
S 9月16日~30日
T 10月1日~15日
U 10月16日~31日
V 11月1日~15日
W 11月16日~30日
X 12月1日~15日
Y 12月16日~31日

ちなみに「I」は数字の1と混乱するため、使われません。

「2019 OK」の場合には、7月16日~30日までの期間で発見されたので「O」です。

ちなみにこのあと、同じ期間内に発見された順番によってはさらにアルファベットがついたりします。(Aが一番)

「O」のあと、「K」が続いているということは、Kがアルファベットで10番目なので2019年7月16日~30日の間で10番目に発見された惑星ということになります。

 

小惑星にはオリジナルの名前もつけられる

以前、下の記事で紹介したみたいに、発見者はオリジナルの名前をつけることができます。

→小惑星に令和と名付けた関さんはすごい天文家だった

この記事では、コメットハンターの関さんが「令和」をつけたことが話題になりました!

なので、「2019 OK」もブラジルのソニア天文台が発見しましたが、それにちなんだ名前(ソニアなど)か、あるいはそれ以外のオリジナルの名前が付きます。

もしかしたら「ニアミス」とかになるかもしれませんね笑

今後、小惑星の衝突に対しての警告や軌道修正のための対策などが進むといいですよね~。

以上、「2019 OK」の名前の由来でした。

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