アメリカでスマホ向け短編動画配信を専門的に配信する「Quibi」(クイビ)という会社って知っていますか?
今、ディズニーやワーナーといった超大手の会社からも出資を受け、グーグルとも広告配信契約をしている、これから注目のサイトだ。
この短編は1話がたった6分程度で月額500円くらいと高くない。
そんな大注目のクイビは日本のアニメ業界にとってビッグチャンスではないかと思うので、紹介したいと思う。
クイビが注目しているのは若者の動画の視聴時間
クイビが短編動画に特化しているのは、90年代以降の若者のスマホ視聴時間は1回あたり平均6分だからだそうだ。
確かに、私もYouToubeではさくっと音楽を聴いたり、おもしろ動画を見るが、10分以上となるとダレてくるし、集中力が続かない。
もともと、人間は30分くらいしか集中することができないと言われており、より集中力が続かない子供にとってはアニメや教育テレビが10分~15分で一区切りつかせているのに納得する。
また長時間DVDで映画を見るときも、私も一時停止してトイレしたり、お菓子食べたりしているので、最近の若者はなかなか長時間作品には耐えられないのかもしれまんせんね。
だからこそ、クイビのような短編動画はこれからの時代の人たちにとってマッチしたコンテンツ作りになると思われます。
また、ネットフリックスなどをスマホで視聴しているのはわずか10%程度。
ほとんどがテレビやパソコンで見ているため、テレビ番組をネットで見ているという習慣が強いです。
ということは、裏を返せばそうしたニッチなところを攻めれるのがクイビにとってビジネスチャンス。
これから伸びていくに違いありません。
日本のアニメもクイビで作れば、ビッグチャンスが待ち受ける
クイビは、ハリウッドの監督たちが今後動画コンテンツを作るという。
しかもジャンルも映画やドラマだけでなく、ニュースやドキュメンタリーなどジャンルも多彩。
ならば、日本のアニメ制作陣がアニメを制作すると、ヒットのチャンスは多岐にわたる。
アニメはもともと、アニメ制作会社オリジナルのものも多く、1話の時間も短い。
しかもOVAなど、テレビに頼らずアニメDVDで続編を作ることもしばしば。
日本のアニメはキャラクターの設置は深いし、話の展開もおもしろいし、制作クオリティが高い。
長編の映画を作るとなると集客面でこけた時に失敗するリスクも高いが、短編ならリスクも低く、アニメなら続けていくほど、キャラクターに愛着を持ってもらえ、その後のグッズやイベント、スピンオフ作品へと展開が広がれる。
つまりはこの短編動画は、アニメにとってぴったりの場所といえよう。
しかもクイビ創業者のジェフリー・カッツェンバークさんは、ディズニーで、「ライオンキング」や「美女と野獣」、「アラジン」と日本でも人気を博した作品を手掛けた名プロデューサー。
日本アニメについても造詣が深いに違いない。
ぜひとも、積極的に引き入れてほしい。
しかもクイビの社長には、メグ・ウィットマンさんという女性を抜擢。
メグさんは、アメリカの大手オークションサイトeBayをグローバル企業に育てた人。
その人が世界戦略の位置づけに日本のアニメコンテンツを取り入れる選択肢があるのかもしれない。
いずれにしてもクイビで日本アニメ制作をすることは今後、日本のアニメ制作会社が成長できる場所であることは間違いない。
ぜひ、今後クイビで日本のアニメコンテンツが配信されることをワクワクしながら待ってみよう!!